企業ネット・AI担当者

ネットが競争のルールを変えた
ネットの活用は中小企業にとっての生命線となりました。
どこにでも売っている当たり前の商品はインターネット上で比較され、価格競争にさらされ、利益を生むことは難しくなりました。一方で、これまではなかなか売れなかったようなニッチな商品でも、ニーズがあるものであれば、インターネットを通して多くの消費者に求められるようになりました。この新しい消費行動を分析し、新しいニーズを発見し、新商品・新サービスの開発へとつなげる。これがネット担当者の役割です。
しかし、多くの担当者は、ネットを集客ツール、プロモーションツールとしてしか活用できていません。そのため多くの企業では、ウェブサイト制作の要件定義は曖昧で、ウェブサイトの目的はたんなる会社案内、商品・サービス紹介にとどまっています。この状況を打破するには、ネット担当者がビジネスを理解し、ビジネスの視点で経営者に向けてネット活用を提案することです。
そしてAIの登場
ほとんどの企業はいまだネット活用さえままならぬ状況にありますが、そこに追い打ちをかけるように、さらにAIが社会を変えようとしています。すでに変化したネット社会を前提とした自社のビジョンに加え、今後AIによって変わっていくであろう、ポストAI時代のビジョンまでを見通す必要が出てきました。しかし、多くの経営者は高齢で、また専門的な知識に乏しいため、これを支えるネット担当者、AI担当者の支援が重要です。
戦略とイノベーションを支えるキーパーソンとして
ネット・AI担当者に必要な知識、スキルとは何でしょうか。道具としてのネットやAIについての理解では足りません。DXという概念が参考になります。DXとは、たんなるデジタル化ではなく、デジタル化ではなしえなかったビジネスモデルの転換を指す言葉です。同じように、ネットやAIの登場によって、社会や消費者ニーズがどのように変化するのか。これを理解し、自社の商品・サービスを適応させていくことです。
私たちデジタル経営革新協会は、まさにそれを学ぶための教育と支援を提供しています。担当者のみならず、経営者と共に参加することで、より効果的に学び、行動に移すことが出来ます。